40代 女 物に支配されない生活で気持ちまでスッキリ
私はアラフィフ世代の女性です。
今まで独身で自由気ままに生活してきました。
世の中は「断捨離ブーム」や「終活ブーム」とかで盛り上がる度に私は乗っかってしまいます。
高価格帯のブランド物が主流だったバブルの名残りの時も
プチプラ品が流行しだした最近も
ブームが来れば一度は乗っかってみたい性格みたいです。
そんな私の独身生活だから、お金は「物を買う」ことがメインになって
部屋中が物で溢れかえっている状態。
もともと、外見をキレイに見せるのが好きだったから洋服もコスメも靴やバックもたくさん。
おひとり様もいいけれど「終活」を考えた時
残された家族が困らないようにしたいと思いました。
そしてその頃と同時期に部屋がゴチャゴチャしているように感じたんです。
よく気持ちの乱れが服装や家の状態に表れるといいますが、まさにそれです。
物に満たされているような気がしたけど
それは気のせいなんじゃないか?と思ってまず洋服を捨てました。
ミニマリストまではいかないけど必要でない物は全部処分して気づいたのは
洋服は少ない方が着回しを考えやすいという点です。
そうなると、バックや靴も同じでは?と思い靴もシューズ棚に収まるくらいにまで処分。
バックも5つまでしぼって他は処分しました。
部屋もスッキリ、収納スペースもスッキリして気分が良かったので
次はコスメも断捨離しました。
意外と使ってないまま5年経ってたり、予備で買った物がそのままだったり
「いらない物」にお金を使ってしまった事を反省しつつ
ポカポカ捨てはじめたら、コスメケースもスッキリです。
その調子で、文房具や下着、靴下なんかも選別し始めて処分したら
自分に必要のない物にどれだけ支配されていたのか丸わかりでした。
収納スペースに余裕がある=スッキリする=気持ちにも余裕がある
そんな感じで気持ちよく生活できるようになりました。
スマホのアプリや連絡を取ってない人のアドレスも消しました。
手放して後悔している事は何一つないです。
逆にもっと早く気づけば良かったと思うくらい。
満たされると思っていた物は全て邪魔で不要な物だったんです。
必要な物だけに囲まれる生活って気持ちいいですよ。
34歳女 部屋の不要物を処分 新しい生活に
私は30代女性です。
現在は会社員をしています。
数年かけて少しずつ、溜めるに溜め込んだ不用品を処分しました。
学生時代の延長のような、どことなく停滞した空気が漂う部屋に嫌気がさしたからです。
まず、大学時代の教科書と学術書を全部処分しました。
風景の一部と化していたため、そのままにしておくことに何の疑問も感じていませんでした。
また、捨てると学生時代の実績をそのまま捨ててしまうのではないかという不安と、高かった学術書を捨てるともったいないのではという不安があったため、処分できなかったのです。
しかし、卒業してから一度もその本を開いたことはありませんでした。
ただ、埃を被ってそこにあるだけでした。
リサイクルボックスに全部持っていき、キャビネットを空にしたときは本当にすっきりし、憑き物が取れたような気分になったのを覚えています。
キャビネットも不要になり、部屋が広くなりました。
次に、押入れには高校時代の分厚いスクラップ帳や、当時の宝物を入れた箱を処分しました。
大してスペースをとらないと判断し、未練がましく残していましたが、ある日もう残しておかなくてもいいかなと考え、全部ゴミに出しました。
今までなぜ捨てなかったのだろうと不思議に思います。
最後に、もう読まない本を処分しました。
大して思い入れのない本、学生時代に読んでいた本です。
いずれもカバーを外してよれよれになったり、読まないため埃を被っていたりしました。
本を捨てるということは、かつて好きだったジャンルの本との決別を意味するものかもしれません。
捨てた本の中に、ある文豪の本もありました。
作風や考え方が好きで、その文豪の本ばかり読み漁っていた時期がありましたが、ある程度年齢を重ね、自分の価値観が変わると、その文豪の作品を良いと思わなくなったのです。
本を捨てると、本棚にはスペースができ、新たに興味を持ったジャンルの本が並ぶようになりました。
本は持ち主の頭の中を表すとよく言われますが、もう読まない本が本棚にあると、新しい情報が自分に届かなくなると思います。
物を処分することは、過去の自分にある程度別れを告げ、この先の人生に向かうという決意表明のようなものです。
数多くの思い出を取っておいても、自分の今後の人生に影響を与えることはほぼありません。
むしろ、思い出の品が多ければ多いほど、思い出の中に立ち止まってしまうのではないかと思っています。
35歳男 テレビを手放して部屋も心もスッキリした
現在子供なし夫婦、猫2匹家族でテラスハウスに住んでいます。
今年から少しずつ物を減らした生活空間を目指して日々奮闘しています。
今回紹介したい手放してすっきりした物はテレビです。
時代の流れから、デジタル放送を見る機会は激減。
必要な情報はほとんどスマホやユーチューブで得ることが可能です。
しかし全くテレビを使わないわけでもなく、映画鑑賞やテレビゲーム、それこそユーチューブをテレビで見る機会はありました。
ただそれだけのためにテレビを置いていることに自分はもどかしさがありました。
そこで考えたのがプロジェクターの導入。
今では手軽に家庭用ホームプロジェクターが手に入る上、テレビと違い場所も取らない。
さらにテレビよりも大きなスクリーンを壁一面に映せるわけです。
善は急げと早速プロジェクターを購入。
それと同時にテレビとテレビ台はリサイクルショップに引き取ってもらいました。
その後、家に帰ってテレビのないリビングを改めて見た時、なんとも言えない解放感がありました。
テレビってそこにあるだけでこんなに部屋を圧迫していたんだなと…。
実際にテレビを手放して大正解でした。
部屋はより広くなり、プロジェクターによる大きなスクリーンで見る映画は圧巻です。
生活がより充実した手応えを感じました。
しかし…テレビを手放してプロジェクターを導入してから数日経って感じたのは、あくまでプロジェクターはおまけみたいなものであったということ。
映画もゲームもユーチューブも、すべてスマホがあれば可能です。
あくまでプロジェクターはより贅沢な気持ちを与えてくれるキッカケにしか過ぎませんでした。
そんな事より、テレビを手放して部屋がスッキリしたことで気持ちが解放されて心もスッキリしたという事、これが一番嬉しかったんだと気付きました。
もし、デジタル放送をほとんど見ないのにテレビを所持しているという方がいるのなら、ぜひ一度手放してみてください。
より部屋が広くなった感動があなたを待っています。