これが私の断捨離体験談

34歳OL 祖父の形見の電子ピアノを寄付してすっきり

埼玉県に住む、30代女性会社員です。

祖父に買ってもらった電子ピアノを手放しました。

祖父は亡くなっており、私にとってとても大切な物でした。

小学校中学校とピアノのレッスンを受けており、
電子ピアノでは物足りなってきました。

高校生の時、親に無理を言って、アップライトピアノを買ってもらいました。

狭い実家に電子ピアノとアップライトピアノの両方がある状態が10年以上続きました。

どちらも誰も使っていませんでした。

30代になり、仕事の都合で遠方へ引っ越すことになりました。

本当に大事な荷物のみを残し、あとは処分することに決めました。

家族で相談した結果、
ピアノ2台のうち、電子ピアノを手放すことにしました。

綺麗な状態だったことと遺品であることを理由に、
誰か大切に使ってくれる人に譲りたいと思いました。

子供のいる知り合いや、保育園等電子ピアノを必要そうな所に連絡を取りました。

知り合いの保育士さんが勤める
市内の公立保育所が寄付を受け入れてくれることになりました。

当日、ワゴン車で自宅から保育所へ電子ピアノを運びました。

引き渡した時は、なんともいえない寂しい気持ちでした。

物というよりは、亡くなった祖父がまた遠くに行ってしまう
ような感覚でした。

最後に、記念に携帯で写メを撮りました。

これからも、この保育園で使われ続けるのと、元気な園児の姿を見て、この子たちの為になるならという、しみじみとした喜びがありました。

何も後悔はありませんでした。

寄付して良かったです。

これからも大切に使って頂ける寄付先が見つかったことがとてもラッキーでした。

手放すか手放さないか数年にわたり迷っていました。

始めは、お金を払ってまで処分することに抵抗がありました。

仕事の都合で遠方へ引っ越さなくてはならないという事情に迫られたおかkげで、本気で手放すことを考え、寄付や売るなど色々な方法があったことに気づきました。

もっと早くに情報を集めて手放していたら、尚良かったと思います。

新しい場所での新しい小場で新たなスタートを切るという新鮮な気持ちになりました。

私が、10年間かけて、やっと手離せたもの 56歳女性

はじめまして。

主婦歴30年、最近やっと自由時間が出来だして、ただいまジム通いにはまってます。

そんな私が、手放してスッキリ!した経験とは・・・実は亡き主人との思い出の数々の品物です。

こう書くと、いかにも冷たい人間のようですが、そうではなくて、あまりにも主人が大好きだった私は、病気で亡くなった主人の死が受け入れられず、生前主人が使っていた品物を、処分できずに・・(要は、現実を受け入れられてなかったのだと思いますが・・)そんな月日が流れ、流れて10年程。

でも、自分の心に変化が現れたのは、いつまでも、いつまでも、主人の死を嘆いてる私に、ある日、息子が言ったせりふでした。

「お母さん、少しはお父さんの身になってあげたら?あんまり、泣いてばかりおったら、お父さん成仏でけへんで!」・・そうか・・言われてみれば確かにそうだ!もし、自分が逆の立場だったら・・この世に生き残ってるのが、逆に主人だったら・・いつまでも泣かれてたって、困るばかりだなあ、成仏したくてもできないなあと。

そう思えたら、なんだか、ちょっとばかり心の中が整理がついたような気がして。

10年近く泣き暮らしていた私が、主人のものを整理してみようと、やってみたら、意外にも、処分できたんです。

あれだけ手離すことができなかったのに!やってるうちに、だんだんと心が軽くなっていく感覚は、本当に忘れられません。

それと同時に、前向きな気持ちになれたのも、本当に不思議でした。

後悔するとしたら・・泣いていた期間があまりにも、長すぎたのかもしれません。

いや、泣くだけ泣いたから・・・気持ちの整理もついたのかもしれません。

大切な主人よの思い出の写真だけ、何枚か手元の残してあるので、もう、今はそれで、充分です。

同じような体験の方がいれば、アドバイスとして言えるのは、とことん泣きつくす!で、あとは、亡くなった大切な人に心配かけないように、自分の心と一緒に整理していく、ということでしょうか。

きっと泣き主人もホッとしてくれたと、今は思えます。

物を整理するって、きっと心を整理するんですね。

この体験が、どなたかのお役に立てれば幸いです。

50歳女 卒業アルバムを処分 トラウマも消えた

愛知県に住む50歳の主婦です。

結婚して25年、子供は成人して家を出ていきました。

夫は60歳、定年を迎え再雇用されました。

二人で老い支度にとりかかる時期になり、家じゅうの物を見直し、捨てるものは捨てていく作業をコツコツとしているところです。

3ヶ月ほど前、2019年の5月頃、思い切って”卒業アルバム”を処分しました。

処分の方法は、資源ごみセンターへの持ち込みです。

束にしてロープでくくり、そのまま置いてきました。

幼稚園から小学校、中学、高校全てのアルバムです。

クローゼットの隅でスペースをとっていましたが、捨てるということが考えられずにずっと保存していました。

捨てようと思ったきっかけになったのは1年ほど前のことです。

インターネットのSNSで再会した高校の同級生数人と32年ぶりに再会することになりました。

皆で私の家に遊びに来たのです。

そこで私が卒業アルバムを出したところ、驚かれました。

「物持ちがいいね」と
私は当然持っているべきものだと思っていたのですが、私の友達の内では保管しているほうが珍しいのだとそのとき知りました。

皆でワイワイとアルバムを眺めて、思い出話に花が咲きました。

ですが、出てくるのは思い出したくない記憶ばかりだったのです。

そうだ私は学生時代の辛い記憶は無意識のうちに葬っていたのだと。

改めてアルバムを開いてみると、記憶の底に沈めていたものが鮮明に浮かび上がってきてしまいました。

このまま卒業アルバムを持っていても、何も良いことはないのではないかと気づいたのです。

中学校、小学校、幼稚園でも、もちろん悪い思い出ばかりではないのですが、見なければ思い出さないで済んでいることを見れば思い出してしまうのです。

それでも、卒業アルバムを捨てることについての罪悪感はありました。

でも、同級生の友人がだれ一人卒業アルバムを保管していないということで、私の意識が変わりました。

持っていなくてもいいんだなと。

後悔していることがあるとすれば、自分が写っている部分だけでもスキャンしておけばよかったのかなと今でも思いますが、なくても大丈夫、何も問題は生じていません。

この文を読んでくださっている人の中で、卒業アルバムを捨てようか迷っている方がいるとしたら、迷わず捨てても構いませんと言いたいです。

卒業アルバムを見るのが楽しくていい思い出しか浮かばないというのであれば、取っておいてもいいかもしれませんが、場所をとる、嫌な思い出がよみがえるというなら、捨てて構わないのです。

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